概要
2023年8月30日からの「防災週間」に合わせて、大規模な地震で警察署の建物が使用不能になった場合を想定し、2023年9月4日に長浜警察署様の主催で災害警備本部を警察本部から別の施設(長浜市のヤンマーミュージアム)に設置する訓練が行われました。
この訓練は、湖北で震度6強の地震が発生し、長浜警察署が使用できなくなり、市内にある産業機械メーカーの博物館であるヤンマーミュージアムに災害警備本部を設置するというシナリオで実施され、警察官や弊社の社員含め約20人が参加しました。訓練では、警察署から博物館に衛星携帯電話や無線機などを車で運び込み、博物館のホールに災害警備本部が設置されました。
その後、私たちは博物館の屋上からドローンを飛行させ、ドローンからの映像をホールのスクリーンに映し出し、その映像を見ながら現場の私たちと本部の警察官が無線で連絡を取り、けが人の有無や建物の状態などを確認しました。さらに、住宅が倒壊したとの連絡があった場合、本部は現場の警察官からの中継映像を確認し、けが人を救出する手順を指示しました。
今回は、各種メディアでも取り上げられ、NHKさんや、中日新聞さんも現場に来られ、大きく注目された訓練となりました。
飛行内容
今回は、Matrice300RTKとH20Tのセットアップで飛行しました。
移動は一切行わず、機体をヤンマーミュージアムの屋上から100m付近まで上昇させ、回転のみで、調査を行いました。
ヤンマーミュージアムの敷地内で完結しましたので、非常に安全に飛行することができました。
撮影データ
Matrice300RTKとH20Tのセットアップで、ズーム機能を活用して、詳細を撮影しました。
最大200倍ズームで撮影できますので、距離が離れていても状況把握には十分な性能です。
以下、ズームの様子をご覧ください。
【ヤンマーミュージアム ⇔ 長浜警察署(約2km)】
【ヤンマーミュージアム ⇔ 田村駅(約2km)】
【長浜市の全景の360度パノラマ】
以下をクリックしていただくと、360度パノラマがご覧いただけます。
災害時の全体像の状況把握には、パノラマ機能は非常に重宝します。