Google Gmailを使用されているお客様へ

現在、2024年2月のGmail送信者ガイドライン変更に伴い、「DKIM」の対応にあわせて「DMARC」についても対応を進めております。

SPF、DKIM、DMARCはメールの信頼性向上とセキュリティの向上を目的とした技術です。
そのため、本対応によりGmailを含む、送信先へのメール到達性を高め、迷惑メールとして誤検知されるリスクを減らします。

DKIMへの対応では送信メールに電子署名が行われ、メールが改ざん、なりすましされていないことを証明することができます。

DMARCへの対応ではSPF、DKIMによる送信ドメイン認証が強化され、さらに安全なメール運用が可能となります。

現在、弊社で契約中のサーバーでも対応をすすめておりますが、サーバー側の対応作業や設定を行う際にサーバーへのアクセス集中により、対応には時間が掛かります。

もしも当店よりのメールが届かない場合は、迷惑メールフォルダの確認やサーバー側でブロックされた場合がございます。
ご確認が必要な場合は、お電話でご連絡ください。

新型ドローンLiDAR「DJI Zenmuse L2」と「DJI Zenmuse L1」の比較検証を行いました。

新型LiDARモジュール「DJI ZENMUSE L2」をご紹介します。ドローン用LiDARの前モデル Zenmuse L1 との違いや、実際に屋外で検証したデータをご覧いただき、新型の効率性をぜひご確認ください。

Zenmuse L2 と前モデルとの比較

 DJI Zenmuse L2DJI Zenmuse L1
レーザーパルス240kHz240kHz
※トリプルのみ160kHz
リターン最大5リターン最大3リターン
FOV繰返し:70° x3°
繰返しなし :70°x75°
繰返し:70.4°x4.5°
繰返しなし:70.4° x77.2°
ビーム発散角1.2mrad x 0.4mrad4.8mrad x 0.5mrad
検知範囲250m (反射率10%、lOOklx)190m (反射率10%、lOOklx)
保護等級IP54IP54
IMUウォーミングアップ不要必要(3~5分程度)
IMU精度Yawリアルタイム:0.2゜、後処理:0.05°
Pitch/Roll リアルタイム:0.05゜ 、後処理:0.025°
Yawリアルタイム:0.3゜、後処理:0.15°
Pitch/Rollリアルタイム:0.05゜ 、後処理:0.025°
可視光カメラ4/3インチ20MPメカニカルシャッター搭載1インチ20MPメカニカルシャッター搭載
対応機種Matrice300RTK (RC PLUSのみ) 、
Matrice350RTK
Matrice300RTK、
Matrice350RTK

リターン/レーザーパルスについて

Zenmuse L1 では、3リターンの設定時にサンプリングレートが160kHzに制限されていましたが、Zenmuse L2 であれば5リターン時でも240kHzでの照射が可能となり、より多くのレーザー照射が可能となりました。

ビーム発散角について

mradとは、カメラが対象物から1m離れている時に、対象物に照射されるレーザーの大きさがどの大きさになるかを表しています。
L2の場合は、1.2mrad x 0.4mradとなりますので、仮に100mの高度で飛行させている際に、地上に照射されるレーザーの大きさは、12cm×4㎝になります。L1の場合は100mで飛行時は48cm x 50cmとなりますので、L2は非常にレーザーの大きさが小さくなったことがわかります。
レーザー測量では、植生をすり抜けながら、地表にレーザーを照射してデータを取得しますが、レーザーの大きさが小さい方がすり抜けやすいので、L2の方がデータ取得がしやすくなっていることがわかります。

IMUウォーミングアップについて

Zenmuse L1では、LiDARの安定した出力を確保するために、電源を入れた際には3〜5分のウォーミングアップ時間が必要でした。現場で機体トラブルなどによる再起動が必要な場合、都度ウォーミングアップを待たなければならず、効率に影響が出ることがありました。しかし、Zenmuse L2ではウォーミングアップが不要ですので、設置から飛行までスムーズに業務を行うことができます。

検証データ比較

今回は弊社のドローンフィールドのデルフリキャンプドローンフィールドにて Zenmuse L1 と L2 での比較検証を行ってきました。検証条件は以下のとおりです。

  • 使用機体:Matrice 300 RTK + Zenmuse L2、Matrice300RTK + Zenmuse L1
  • D-RTK2を既知点に設置
  • 対空標識は 600mm✕600mm 2セット設置
  • 対空標識の座標はRTKローバーにて測定
  • 天候:曇り、弱風、気温15℃前後
  • DJI Terra の構築設定
    • 点群精度最適化ON/点群平滑化OFF
    • グラウンドポイントタイプ:緩斜面デフォルト

飛行場所と飛行ルート

飛行場所:デルフリキャンプ ドローンフィールド 滋賀県長浜市小谷上山田町

↑飛行ルート

現場状況としては、グラウンドデータの取得状況が分かるように、森林を含めた飛行ができるような場所を選定しました。

L1とL2の比較

L1とL2の高度による違いを検証しました。検証ポイントは上図の赤〇印となります。

※各断面図のスライス幅は50㎝に設定しています。

〇L1、繰り返しなし、高度100m

〇L1、繰り返しなし、高度50m

〇L2、繰り返しなし、高度100m

〇L2、繰り返しなし、高度50m

L1で高度50mで飛行した場合と、L2で高度100mで飛行させた場合のグラウンドデータ取得状況がほぼ変わらないことが分かります。L2のビーム径が小さくなったことやリターン数の向上によって、このような結果になったと考えられます。

高度を下げることが難しい現場であっても、L2であれば、比較的多くのグラウンドデータの取得が可能となるため、より活用の場が広がったと考えられます。

L2を使用した感想

L2を使用してみて、印象的だったことは、さらなる効率化が図られていることだと感じました。IMUウォームアップが不要、高度を高くして広範囲のデータ取得を行っても問題ないことなど、L1からの大きな進化を感じました。
弊社は、DJI CAMP ENTERPRISE ZenmuseL2インストラクターが在籍しており、L2のご購入および導入時講習を実施することができます。これから、レーザー測量をお考えの方や、L1からのグレードアップを検討されている方等、お気軽にご相談ください。

ドローンLiDAR「DJI Zenmuse L2」の点群取得検証を行いました。

前回、前機種のZenmuseL1との比較をご紹介しましたが、今回は、L2によるレーザー測量の点群取得の可能性について検証を行いました。ぜひご覧ください。

飛行概要

今回は弊社スタッフの所有する土地にて Zenmuse L2 での検証を行いました。検証条件は以下のとおりです。

  • 使用機体:Matrice 300 RTK + Zenmuse L2
  • 高度:100m
  • 飛行速度:15m/s
  • D-RTK2は設置せず、国土地理院の電子基準点データを使って、PPK処理
  • 天候:晴れ、弱風、気温15℃前後
  • DJI Terra の構築設定
    • 点群精度最適化ON/点群平滑化OFF
    • グラウンドポイントタイプ:緩斜面デフォルト

飛行場所

飛行場所:滋賀県長浜市石田町

現場状況としては、グラウンドデータの取得状況が分かるように、森林を含めた飛行ができるような場所を選定しました。

取得した点群データ

こちらが、点群データの全体像となります。(フィルタリング前)

こちらが、フィルタリングをかけて、木々を削除したデータになります。
木の下のグラウンドデータをしっかりと取得できている様子が分かります。

今回の検証のポイント

本現場には、上記の赤線で示したところに田んぼからため池に繋がる坂道の通路が存在しますが、上記の画像を見てもその通路の形状はわかりません。
仮に写真測量でこの現場を測量したとしても、グランドデータの取得はできないため、上記の画像と同じ結果になります。
今回、L2によるグラウンドデータの取得を行いましたが、この通路がはっきりと形として現れました。

上記の点群データにフィルタリングをかけたのが以下のデータとなります。

角度を変えてみると、以下のようになり、はっきりと通路が表現されています。

一等無人航空機操縦士講習受付中!(3月4月)

プロクルードローンスクールでは、3月4月開催分の一等無人航空機操縦士講習(基本)を受付中です。

開催予定日

〇2024年3月26日(火)~28日(木) ※29日(金)予備日

〇2024年4月8日(月)~10日(水) ※11日(木)予備日

開講予定日以外の日程、目視外および夜間の限定変更をご希望の方は、お申し付けください。

個別に日程調整させていただきます。

一等無人航空機操縦士講習(基本) お申込みはこちら

https://drone-procrew.com/?pid=177784933

一等無人航空機操縦士講習(基本)詳細

日程
1日目
実技 8:30~16:30(終了予定)
2日目
実技 8:30~16:30(終了予定)
3日目
修了審査 9:00~11:00(終了予定)
場所プロクルードローンスクール
〒521-0244 滋賀県米原市大野木1777BIG BREATH
費用302,500円(税込)
※万が一不合格となってしまった場合は、
補講と再審査で追加の日程と費用がかかります。

DJI CAMP ENTERPRISE ZENMUSE P1/L2基礎オペレーター認定講習を開催しました

DJI CAMP ENTERPRISE ZENMUSE P1/L2基礎オペレーター認定講習

P1/L2を導入いただいた企業様の講習を開催しました。

DJI CAMP ENTERPRISE講習は、製品を現場で取り扱うための一連の流れや操作を学習できるもので、導入時に必須の講習となります。

弊社マスターインストラクターの一居はDJIに認定されているインストラクターです。

安心して産業用ドローンを導入いただけます。

DJI Zenmuse L2は、DJI Zenmuse L1の後継機にあたり、フレームベースのLiDAR、独自開発の高精度IMUシステム、4/3型CMOS RGBマッピング カメラを一つに統合し、信頼性の高い地形データを取得できる、より高精度で高効率なDJI 飛行プラットフォームです。

当講習では、DJI Zenmuse L2のハードウェア、計測方法、自動飛行の航路設定、関連するソフトウェアの使用方法などを学習します。
Zenmuse L2の基礎を理解し、方法と手順を習得することで、無人航空機の性能を最大限に活用した効率的な計測が可能となります。

DJI Zenmuse DJI Zenmuse P1は、空中写真測量用に設計された最もパワフルなDJIカメラペイロードです。

フルサイズセンサーカメラと交換可能な単焦点レンズを3軸ジンバルスタビライザーに搭載し高精度のデータ収集と作業効率の向上を実現します。

その高い性能から地形マッピング、土地測量、インフラ点検、地質調査、被災地モデリング、3次元モデリングといった幅広い業務で活用されています。

デモ飛行

当日は気になっておられたエントリーモデル「Mavic 3 Enterprise」のデモ飛行も行いました。

このように導入の際はしっかり活用できるまで責任をもってサポートさせていただきます。

また、弊社では毎月実機をご覧いただける産業用ドローンの実演セミナーを行っております。

「導入前に機体を見てみたい」「産業用ドローンについて知りたい」という方にぴったりなイベントです。

産業用ドローンを検討されている方は、ぜひご参加ください。

DJI産業用ドローン 測量実演セミナー in 滋賀 のお申込みはこちら

大雪等に伴うお問い合わせのご対応につきまして

2024年1月24日(水)、25日(木)は大雪の影響で一部スタッフが在宅勤務をさせていただいておりますので、電話対応スタッフの不足により、お電話がつながりにくくなることがございます。また、メールでのお問い合わせにつきましては、ご対応にお時間をいただくことがございます。
お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

DJI初!配送用ドローン「DJI FlyCart 30」日本でも販売開始しました

DJIは配送用ドローン「DJI FlyCart 30」を2024年1月10日に発表し、グローバル市場で販売することを発表しました。

貨物モードとウインチモードに対応し、従来の物流の限界を超え、安全で経済的、効率的なドローン配送ソリューションを実現します。

最大積載量

最大で30kgの貨物を搭載できます。これにより、大型の荷物や貨物を長距離にわたって効率的に輸送できます。(デュアルバッテリーモード)

飛行距離

無積載時には最大で28キロメートル、最大積載時には16キロメートルの飛行距離を持ちます。これにより、遠隔地への配送が可能です。(デュアルバッテリーモード)

飛行速度

最大速度は20メートル/秒で、効率的な配送をサポートします。また、巡航速度は15メートル/秒です。

過酷な環境への対応

最大飛行高度が6,000メートルで、-20°Cから45°Cの動作温度環境に対応しています。また、最大風圧抵抗も12メートル/秒です。

安全性と信頼性

ドローンは、代替着陸地点の設定、離陸および着陸時の安全性を確保するために様々なセーフティ機能を備えています。また、インテリジェント障害物検知システムとADS-B信号レシーバーを使用して周囲の障害物と有人航空機を検出し、警告します。

データセキュリティ

DJIは、データのセキュリティに重要な注意を払っており、ユーザーデータの安全性を確保しています。データの伝送と保存は強力な暗号化で保護され、ユーザーがデータを完全にコントロールできるようになっています。

ペイロード構成

貨物モードとウインチモードの2つの異なるペイロード構成があり、目的地やニーズに応じて変更できます。貨物モードでは、最大70リットルの貨物容量を提供し、ウインチモードではウインチを使用して貨物を制御できます。

配送管理システム

DJI Pilot 2とDJI DeliveryHubといったソフトウェアは、ドローンの配送を管理し、リアルタイムの飛行ステータスや貨物ステータスを提供し、効率的なオペレーションを支援します。

アクセサリー

DJI FlyCart 30には、高輝度画面を備えたDJI RC Plus、インテリジェント フライトバッテリー、バッテリーステーション、セルラードングル、ウインチシステム キットなどのアクセサリーが提供され、運用をサポートします。

データ収集

ドローンとデータ管理プロセスのさまざまな段階でデータの完全性を確保するために、DJIはデータ収集にも対策を講じており、ISO/IEC 27001認証済みのAWS(Amazon Web Services)クラウドサーバーを使用してデータのアップロード、保存、管理を行います。

これらの機能と仕様により、DJI FlyCart 30は、物流と長距離配送の分野で安全かつ効率的な新たな未来を生み出します。

「DJI FlyCart 30」お見積もり依頼、ご相談はこちら