ドローンを災害対策に本格導入する実践向けの「ドローン災害危機管理者講習」
災害時にドローンを飛ばすためには、運用目的にあった機材を揃え、その特長や操縦方法を習得して性能を十分に発揮するスキルが必要です。
また、災害対策は災害時の対応だけではなく、災害前のハザードマップ作りや、災害発生後の情報管理など多岐にわたります。
ドローン災害危機管理者講習は、自然災害等の緊急時にドローンを活用し円滑な対応ができるよう、様々な災害現場での飛行場面を想定した機材の操作方法・撮影時の技術をはじめとして、災害前の対策・災害発生時の対応および情報共有・災害後の情報管理など、現場ですぐに使える技術を学べる実践向け講習です。




これまで実技講習は主に屋内で実施しておりましたが、カリキュラムの拡充に伴い、より実践的な内容が新たに加わりました。新たな実技では屋外で実施し、ドローンを用いた全体像と詳細の撮影演習や、災害現場を想定した管理者としての判断力を養う管理者実践、赤外線カメラを活用した捜索演習、さらに撮影データを活用した3Dモデル作成演習など、現場対応力の向上を目的とした内容となっています。
また、座学においても赤外線技術に関する基礎知識や運用方法、3Dモデル作成の理論や実用例に関する講義が新たに加わり、より高度な知識とスキルを習得できる内容へと進化しています。


ドローンを災害対策に活用するメリット






災害協定の実績多数!
当社では社会貢献活動の一環として、今後も地元自治体との連携を強化し、有事の際にはドローンを活用して支援できるよう多数の災害協定を締結しております。
災害協定の主な目的は、災害時の被害状況を迅速に把握することです。災害時の情報収集を支援するためのドローンの提供や操縦者の派遣、消防職員向けにドローンの操作方法に関する研修を実施し、協力体制を強化しています。
災害協定 (締結順)
長浜警察署(滋賀県)、愛荘町役場(滋賀県)、彦根市消防本部(滋賀県)、長浜市(滋賀県)、湖北地域消防本部(滋賀県)
本講習をベースに岐阜県消防学校様向けドローン操作研修を行いました
DJI CAMP ENTERPRSE インストラクターが作成したカリキュラム
当スクールはDJI 産業ドローンを取り扱うことを認められたEnterprise代理店です。
DJI認定インストラクターが在籍しており、スペシャリスト講習のカリキュラムは認定インストラクターが作成しております。


受講条件およびカリキュラム
受講対象者
講習をご受講いただくにあたり、以下のいずれかの条件を満たしている必要がございます。
- 当社フライトマスター講習を含む、国土交通省航空局ホームページに掲載されている講習団体の講習を受講して技能認証(基本)を取得している方
- 無人航空機操縦者技能証明(国家資格)取得者
- 上記に相当する知識と操縦技術(10時間以上の飛行)をお持ちの方
ご受講までに、上記を証明する証明証等の書類のご提示をお願いいたします。
ドローン災害危機管理者認定証明証を発行
本講習で発行する「ドローン災害危機管理者認定証明証」は、「一般社団法人ドローン防災・産業協会(DHI)」が発行し、災害時のドローン運用に関する「操縦者の知識・技能」および「安全運航管理能力」を証明する役割を担っています。

カリキュラム


時間 | 講習区分 | 科目 | |
---|---|---|---|
1日目 09:00~17:00 |
1日目 09:00~17:00 |
座学 | 災害の定義 災害前にドローンですべきこと(管理者・操縦者) 災害時に関係する各種法律(管理者・操縦者) 災害時に有効的な調査方法 赤外線カメラを用いた捜索 災害時の安全運航管理 防災・災害に適した機体 災害後に必要な知識 3Dモデルの作成 トレンドポイントを用いた土量計算 ドローン映像地図共有プラットフォーム『Hec-Eye』を使った防災 Hec-Eyeを使用したデモ飛行 DJI FLIGHTHUB 2による連携 |
2日目 09:00~17:00 |
2日目 09:00~17:00 |
実技 | 全体像と詳細の撮影演習 管理者実践 赤外線捜索演習 3Dモデル作成演習 |
座学 / 実技 の主な内容
座学:災害時に役立つドローン活用術と情報共有システムを学びます
災害前・災害中・災害後の流れで、防災ハザードマップの作成方法や災害時のドローンの飛行方法・撮影データの共有方法などを詳しく学びます。
さらに、本講習ではリアルタイムでドローンの位置情報や映像を確認・記録することのできる多元中継システム「Hec-eye」を導入しており、今まで一つひとつ人の手で整理していた情報を、より簡単に情報共有・管理する方法を学ぶことができます。

実技:災害現場に即したドローン活用スキルを習得します

災害時に最適なドローンの撮影技術を実践的に学ぶとともに、現場を統括する管理者としての対応力を高める実践演習も行います。また、赤外線カメラを用いた要救助者の捜索訓練や、災害現場を立体的に再現するための3Dモデル作成演習も実施し、実際の災害対応に即した包括的なスキルを身につけていただきます。
使用機体(無料レンタル)
空撮用ドローン
Mavic 3
産業用ドローン
Matrice 350 RTK(+Zenmuse H30T、P1)
Matrice4T
ソフトウェア
DJI TERRA
DJI Thermal Analysis Tools
DJI FLIGHTHUB 2

Mavic3
DJI Mavic 3は、ハッセルブラッドカメラと望遠レンズを搭載したデュアルカメラシステムにより、5.1K動画や高品質な静止画撮影が可能な高性能ドローンです。最大46分の飛行時間、全方向障害物検知、安全な自動帰還機能を備え、安定した飛行性能を提供します。折りたたみ式のポータブルデザインで、プロからアマチュアまで幅広い空撮ニーズに対応できる万能モデルです。

Matrice 350
DJI Matrice 350 RTKは、高精度測位や最大55分の飛行時間、IP55の防塵防水性能を備えた産業用ドローン。測量、点検、災害対応など多用途に対応し、優れた拡張性と安全性を提供します。

Zenmuse H30T
Zenmuse H30Tは、光学34倍ズーム、48MP広角カメラ、3000mレーザー測距、高解像度赤外線カメラを搭載した高性能マルチセンサージンバルです。迅速かつ正確なデータ収集が可能で、点検や捜索活動に最適です。

Zenmuse P1
Zenmuse P1は、フルサイズ45MPセンサーを搭載した高精度空中測量用ペイロードです。広範囲の地形撮影に対応し、スマートな3D建模やRTK位置補正で高効率・高精度なデータ収集が可能です。

Matrice4T
DJI Matrice 4Tは、産業用ドローンとして高性能な機能を備えたモデルです。4Kカメラ、赤外線カメラ、レーザー測距機能を搭載し、測量、点検、災害対応など幅広い業務に対応可能です。高精度な飛行性能と長時間の運用が可能で、過酷な環境下でも安定した操作が可能です。

DJI Thermal Analysis Tools
Thermal Analysis Toolsは、DJIが提供する赤外線画像解析ソフトで、温度解析や異常検知を効率的に行えます。赤外線データから特定箇所の温度を取得し、ホットスポットや異常箇所を迅速に特定可能です。温度範囲を視覚的に確認でき、正確な分析が可能になります。建物や設備の点検、太陽光パネル検査など、幅広い分野で活用される実務向けツールです。

DJI TERRA
DJI Terraは、空撮データを効率的に処理・解析する地図作成ソフトウェアです。2Dオルソモザイクや3Dモデルの生成、ボリューム測定、ミッション計画などに対応し、測量、建設、農業、公共安全で活用されています。

DJI FlightHub 2
DJI FlightHub 2は、クラウドベースのドローン運用管理システムで、飛行計画、リアルタイム映像・位置情報の確認、データ共有を一元管理できます。チームやデバイスの管理、3Dマップ上での注釈、災害対応時の情報共有にも優れており、効率的な運用を実現します。
受講費用と開催日程
受講費用
2日間 264,000円(税込)
※1名様の料金となります。
※複数名同時受講の場合は、1名あたり88,000円(税込)が追加されます。こちらの商品を追加でご購入をお願いいたします。
※定員は3名となります。
スクール日程
お客様の受講可能な日に合わせて受講日を調整いたします。
※実技の日が雨天の場合は予備日に実施いたします。

会場案内
1日目
2日目
※1日目と2日目で会場が変わります。
※弊社スタッフが会場まで送迎いたします。ご希望の方は講習の申し込みの備考欄に記入または、当社にお電話でお伝えください。
お申込み
※お申込の際にご入力いただくメールアドレスにつきましては、基本的にパソコン用メールアドレスでお願いいたします。携帯電話のメールアドレスの場合、当社からのご案内メールが届かない可能性があります。
※通常のキャンセル料につきましては、こちらをご覧ください。
※新型コロナウイルス感染者および濃厚接触者に該当する方で、隔離等が必要と判断された場合には無料で日程変更いたします。