
Phantom 4シリーズは写真測量の普及に大きく貢献しました。
しかし現在、建設現場では出来形管理・土量算出などで求められる精度と効率が大きく変化しています。
ドローン測量はこの10年で
「RTKがない時代」→「RTK搭載機」→「業務プラットフォーム」へ
確実に進化しています。
Phantom4からMatrice400+ZenmuseP1への更新メリットを整理します。
Phantom4での写真測量の限界
Phantom4は手軽だが、出来形・土量では課題が残る
従来のPhantom4(RTKなし)は導入しやすい一方で、出来形管理や土量算出では以下の課題がありました。
- GCP(標定点)設置が必須で工数が増える
- 現場条件(風・影)で成果がばらつく
- SfM処理後の補正・再処理が多い
- 再入場・再飛行のリスクが発生する
現場では標定点は最低でも5点、実際にはそれ以上が必要になるケースがほとんどでした。

Phantom4RTKで改善
RTK搭載で「座標合わせ」の負担が軽減

RTK搭載機では、撮影時点でcm級の位置情報が付与されるため、
- 点群の絶対座標精度が向上
- GCPを減らした運用が可能
- 現場作業が効率化
という改善が起こりました。
ただし公共案件では標定点が必要になるなど、運用条件は残るのが現実です。
現在の標準:Matrice400+ZenmuseP1とは
「測量機」ではなく「現場DXプラットフォーム」
Matrice400は単なる写真測量機ではなく、
- 高い安定性と冗長性
- 広域現場への対応
- リアルタイム地形フォロー
- 長時間運用
- 高い汎用性(写真測量だけではなくLiDARモジュールの搭載など)
- 点検・防災への拡張性
を備えた業務プラットフォームです。

ZenmuseP1による成果品質の進化

ZenmuseP1を組み合わせることで、
- 高精細オルソ画像
- 高密度点群
- 地形と構造物の高い再現性
が可能になり、施工管理での活用レベルが一段上がります。
作業工程の差(現場+処理)
Phantom4(非RTK)
- GCP必須で準備工数が増える
- 解析後補正や手修正が多い
- 成果が条件依存でばらつく



Matrice400+P1
- RTK活用で現場滞在時間を短縮
- 撮影条件が揃い点群・オルソが安定
- 撮り直し・手戻り削減が最大の導入効果

SfM処理ソフト運用の進化
Phantom4RTK時代は
- Pix4Dmapper
- Metashape
など社外ソフト中心で運用が分散していました。

Matrice400世代ではDJI Terraを標準とし、
- 撮影から処理まで統一
- 手戻り削減
- 成果の安定化
が進んでいます。

同じ場所を測量した精度の差

Matrice400+P1による測量
(精度がぴったり)

Phontom4による測量
(ズレが大きい)
出来形管理・土量算出での導入メリット
Matrice400+ZenmuseP1によって様々なメリットがあります。

出来形管理の効率化

土量算出の安定化
施工記録としての高精細3Dデータやオルソーデータ

点群データ

点群データ ズーム
点を結ぶと3Dメッシュができます。

オルソー画像

オルソー画像 アップ
更に点検業務への展開やレーザー測量など省人化DX推進ができます。
Phantom4から次の標準へ
出来形・土量算出では「撮り直し」「手戻り」を減らすことが最大の価値です。
Matrice400+ZenmuseP1は、現場と処理工程を安定させる次世代標準として更新を推奨します。
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