ホーム > コース一覧 > 産業用ドローン写真測量スペシャリスト講習
ドローンをビジネスに本格導入する実践型の「ドローン写真測量スペシャリスト講習」
現場でドローンを飛ばす時、運用目的にあった機材を揃え、その特長や操縦方法を習得して性能を十分に発揮するスキルが必要です。
産業用ドローン写真測量スペシャリスト講習は現場での飛行場面を想定し、機材の使用方法・空中写真測量の技術を学べる実践向け講習です。

講習で習得できること
ドローンで実現する次世代測量—効率と精度を極めるスキル講習
この講習では、ドローンを用いた写真測量の基礎知識や手法、自動飛行計画の立案と設定方法を学びます。また、測量データを解析するための専用ソフトウェアの操作スキルを習得し、効率的で精度の高い測量技術を身につけることができます。

この講習を活かせる仕事の例

測量会社のドローンオペレーター
ドローンを活用した写真測量や地形測定を担当します。

建設業界の測量技術者
建設現場での地形測量や進捗管理にドローン技術を応用します。

不動産業界の調査員
土地や物件の測量・調査にドローンを使用します。

農業分野のデータ解析者
農地の測量にドローンを利用します。

インフラ点検エンジニア
橋梁やトンネルなどの構造物の劣化状況を写真測量で把握し、維持管理業務をサポートします。

建設業界のICT施工管理者
3D点群データを用いた施工管理や出来形管理を行い、建設現場の効率化と精度向上に貢献します。
DJI CAMP ENTERPRSE インストラクターが作成したカリキュラム
当スクールはDJI 産業ドローンを取り扱うことを認められたEnterprise代理店です。
写真測量やレーザー測量ともにDJI認定インストラクターが在籍しており、スペシャリスト講習のカリキュラムは認定インストラクターが作成しております。


DJIの産業用ドローンは、高精度な写真測量に最適
DJIのフラッグシップ機「Matrice350RTK」には、Zenmuse P1やL2などの高解像度カメラやLiDARペイロードを搭載可能で、RTK機能によりセンチメートル級の測位精度を実現。Matrice 350 RTKやMatrice4Eなどは、最大55分の飛行時間やIP55の耐環境性能で、大規模かつ過酷な条件下での作業に対応します。さらに、専用ソフトウェアDJI Terraとの連携で、オルソモザイクや3Dモデルを迅速に作成可能。柔軟なペイロード対応と高い耐久性により、多様な測量ニーズに応えます。

受講条件およびカリキュラム
受講対象者
講習をご受講いただくにあたり、以下のいずれかの条件を満たしている必要がございます。
- 当社フライトマスター講習を含む、国土交通省航空局ホームページに掲載されている講習団体の講習を受講して技能認証(基本)を取得している方
- 無人航空機操縦者技能証明(国家資格)取得者
- 上記に相当する知識と操縦技術(10時間以上の飛行)をお持ちの方
ご受講までに、上記を証明する証明証等の書類のご提示をお願いいたします。
ドローンスペシャリスト認定証を発行
講習で発行する証明証はドローン測量に関する「操縦者の知識・技能」および「安全運航管理能力」を証明する役割を担っています。

カリキュラム


ドローン測量(点群データ作成)で必要となる自動飛行フライトプランの作成、データ解析ソフトの使用方法、運用知識等を学ぶことができます。
日 | 講習区分 | 科目 | |
---|---|---|---|
1日目 09:00~17:00(終了予定) | 1日目 09:00~17:00(終了予定) |
座学 | 空撮測量の概要 国土地理院「作業規程の準則(UAV関連、三次元点群測量)」の解説 関連する法律と各種保険・保障制度 目視外飛行の概要と補助者の役割 ドローン保険について 許可申請の応用 ハードウェアの設定(機体・RTK) PCを利用した点群作成実習 UAVによる撮影フライトプランの作成実習 ルートミッションの作成 測量に最適なカメラ設定 撮影した写真の確認 撮影フライトプランの作成 |
2日目 09:00~17:00(終了予定) | 2日目 09:00~17:00(終了予定) |
実技 | RTK機での飛行訓練 GNSSローバーによる既知点取得 対空標識の設置 撮影した写真の確認 対空標識の設置 RTK測量実習 精度検証実習 |
座学の主な内容
公共測量の作業規定の準則の解説
公共測量の作業既定の準則は、日本において公共測量を実施する際の技術基準や手順を定めた規定で、測量法に基づいて策定されています。
ドローン写真測量においても、この準則に則って作業する必要がありますが、専門的な内容となっているため、本講習で具体的に解説を行っていきます。

PCを利用した点群作成実習

SfMソフト「DJI TERRA」を使用し、当社が事前に撮影しておいたサンプルファイルを使って、3D点群データの作成実習を行います。
UAVによる撮影フライトプランの作成実習
翌日の測量実習に向けて、自動飛行ルートの作成を行います。作業規定の準則に合わせて機体設定やカメラ設定を行っていきます。

実技の主な内容
GNSSローバーによる既知点取得

GNSSローバーを使って、現地の既知点測位を行い、ドローン写真測量で必要になる対空標識の設置作業を実践します。
RTK機での自動飛行実践
Matrice350RTK+Zenmuse P1+D-RTK2を使用し、前日に作成した自動飛行ルートで写真撮影を行っていきます。
天候や植生に応じて、機体設定およびカメラ設定を変更し、複数回のフライトを行います。

精度検証実習

DJI TERRAを使い、取得した3D点群データの精度検証を行います。作業規定の準則および3次元計測技術を用いた出来形管理要領に記載されている精度を満たしているかどうかを確認します。
使用機体(無料レンタル)
機体:Matrice 350 RTK、Matrice4E
カメラ:Zenmuse P1
※雨天時はZenmuse H30Tを使用します。
測量機器:D-RTK 2、GNSSローバー
ソフト:DJI Terra

Matrice 350
DJI Matrice 350 RTKは、高精度測位や最大55分の飛行時間、IP55の防塵防水性能を備えた産業用ドローン。測量、点検、災害対応など多用途に対応し、優れた拡張性と安全性を提供します。

Zenmuse P1
Zenmuse P1は、フルサイズ45MPセンサーを搭載した高精度空中測量用ペイロードです。広範囲の地形撮影に対応し、スマートな3D建模やRTK位置補正で高効率・高精度なデータ収集が可能です。

Matrice4E
DJI Matrice 4Eは、産業用途に特化した堅牢なドローンで、シンプルさと効率性を重視した設計が特徴です。高精度な飛行性能を備え、長時間飛行や広範囲のデータ収集が可能です。カスタマイズ性に優れ、多様なペイロードに対応し、点検、測量、農業、公共安全などの用途で活用されています。

DJI TERRA
DJI Terraは、空撮データを効率的に処理・解析する地図作成ソフトウェアです。2Dオルソモザイクや3Dモデルの生成、ボリューム測定、ミッション計画などに対応し、測量、建設、農業、公共安全で活用されています。

D-RTK2
D-RTK 2は、DJI製の高精度GNSSモバイルステーションで、センチメートル級の位置精度を提供します。複数衛星システム(GPS、GLONASS、Beidou、Galileo)に対応し、ドローンのRTK測位を強化。測量や精密農業などで活用されています。

GNSSローバー RTK Rover V10i
FJD 測地GNSS受信機 RTK Rover V10iは、高精度なRTK測位を提供する測地用GNSS受信機です。多周波GNSS技術を採用し、リアルタイムのセンチメートル級位置データを実現。測量、農業、土木工事など多分野で活用されます。
受講費用と開催日程
受講費用
2日間 275,000円(税込)
※1組あたり(最大3名)
開催日程
お客様の受講可能な日に合わせて受講日を調整いたします。
※実技の日が雨天の場合は予備日に実施いたします。

会場案内
当校が選ばれる理由




※お申し込みの際のメールアドレスは、パソコン用メールアドレスをご入力ください。携帯用メールアドレスの場合、必ずprocrobo.comのドメイン拒否解除をしておいてください。
※キャンセル料につきましては、こちらをご覧ください。
ドローンフライトマスター講習を受講されていない方へ
ドローンスペシャリスト講習は、ドローンフライトマスター講習の修了者または、その他の国交省認定講習を受講され、基本の飛行形態を国交省に登録されている方が対象となります。
ドローンフライトマスター講習の詳細については、以下をクリックしてください。