水中ドローンで排水機場の点検
ドローンスクールの卒業生の荏原製作所さまから「水中ドローンで点検をしてほしい」とご依頼を受け、先月、排水機場でデモンストレーションを行いました。

水中ドローンの機体。
いままで排水機場の点検時には、水を全て抜いて点検する必要があるため、水を抜いて、点検が終わったら再度水を貯めるのに多額の費用がかかっていたそうです。
点検のための人員も必要になるので、省力化・効率化のために水中ドローンで定期的な点検をしたいと考えているとのこと。
水中ドローンは弊社としても新しい取り組みのため、どこまで実点検に対応できるのか、興味深いデモンストレーションとなりました。
デモンストレーション
人が1人、入れるか入れないかぐらいの狭い通路から、水中ドローンを着水させてデモンストレーション開始。
排水機場の中は、浮遊物で濁っていましたが、設備の状態(ひび割れや錆びなど)はしっかりとモニターに映り、確認することができました。

浮遊物がありましたが、点検したい箇所はしっかり映りました。
水中ドローンの操縦
ちなみに空中ドローンとは違い、水中ドローンはロープでコントローラーと繋がっているため、どこかに迷子になってしまうことはないのですが、水の中を上下・左右・前後、常にすべての方向への舵切りをしながらの操縦のため、とても難しく、操縦技術が必要になります。
また、風はないのですが、水流があるため、これもまた操縦が難しい要因の一つです。

障害物があった場合は、赤ちゃんのエコー写真のように表示されます。
日本は海に囲まれた島国ですので、これから水中ドローンの活躍の場もどんどん広がっていきそうですね。
これからも弊社は、関係企業さまと協力しながら、ドローンの可能性を模索していきます。