2024年12月、滋賀県長浜市にてソーラーパネル点検の検証を行いました。
広さ約1000㎡ほどの屋根の上に設置されているものとなります。
今回はMatrice 350RTK+Zenmuse H30Tを使用しました。
このモジュールは最大400倍の圧倒的なズーム性能と高画質な赤外線カメラが特徴です。
赤外線カメラではホットスポット等目視で確認できない異常を確認することができます。
(ホットスポット:太陽光パネルの一部が長期間発電できない状況が続くことで発熱してしまう現象)
飛行方法
検証として下記の通り3種類の方法で飛行しました。
①自動飛行(マッピング)
②手動飛行(インターバル撮影)
③高解像度グリッド
1.自動飛行(マッピング)
ブログトップの画像のようなオルソ画像作成のために自動飛行を行いました。
全体像の把握が容易で、飛行中は安全確認に集中できるのがメリットです。
可視光と赤外線の画像を同時に撮影でき効率的です。
飛行時間は約3分でした。
2.手動飛行(インターバル撮影)
手動飛行では、任意の秒数ごとにシャッターを切るインターバル撮影が可能です。
通常のシャッターでは可視光、赤外線、2画面の3種類のデータを一度に取得することができます。
障害物が多い現場でも対象物に近づきたい場合は手動飛行がおすすめです。
3.高解像度グリッド
指定した範囲の広角とズームのデータを同時に撮影してくれる機能です。(赤外線カメラでは使用できない機能です)
撮影中はその場でホバリングをしている状態で機種方向だけが動きますので安全に撮影できます。
撮影後のデータも全体像と詳細の把握が簡単なので、どこまで点検が完了したか分かりやすいです。
検証結果
幸い点検した太陽光パネルには全く異常がなく、ホットスポットは確認されませんでした。
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