
Phantom4ProV2.0が再販され、最近はPhantom4 Pro V2.0の販売数も増えてきています。
Mavic2Proがこれまではプロカメラマンの方々に愛用されていましたが、どちらのドローンにも優れた機能があり、耐久性も高く、人気があります。
ただ、しっかりと比較すると、それぞれのドローンにはメリットとデメリットが存在します。
この記事では、両方のドローンの主要な機能と性能を比較して、どちらの機体を選択すべきかのヒントをお伝えします。
比較表
| Phantom 4 Pro V2.0 | Mavic 2 Pro |
---|---|---|
デザイン | シンメトリーでかっこ良く可愛い | 折り畳み可能でスタイリッシュ |
重量 | 1375 g | 907 g |
寸法 | 251×398.78×172.72 mm | 214×91×84 mm (折りたたんだ状態) |
スタビライズ機構 | 3軸ジンバル | 3軸ジンバル |
動画 | 4K/60fps 100 Mbps | 4K/30fps 100 Mbps |
カメラ | 1インチCMOS、20 MP、 メカニカルシャッター | 1インチCMOS、20 MP |
最大伝送距離 | 5km | 5 km |
最大飛行時間 | 30分 | 31 分 |
障害物検知 | 5 方向 | 全方向(6 方向) |
Phantom 4 Pro V2.0

デザイン
シンメトリーでかっこよく可愛い
ドローンといえばこの形と思えるデザインとなっています。
男性の受講者からは「かっこいい」、女性の受講者からは「可愛い」とのご意見。
かっこよさとかわいさを兼ね備えた機体です。
カメラ性能
100 Mbpsで4K/60fps
Phantom 4 Pro V2.0はプロ仕様の空撮用ドローンで、メカニカルシャッターを搭載しています。電子シャッターの問題点として挙げられる「ローリングシャッター現象」を低減し、高速で動く物体を綺麗に撮影できます。
また、映画画質の4k/60fpsで撮影もでき、絞りはf/2.8からf/11まで調整可能なため、背景のぼかしも効果的に。
1インチCMOSセンサーを搭載し、20 MP画像撮影も可能で、高解像度の画像が必要な時にも安心です。
飛行性能
最大飛行時間30分
新しい伝送方式のOcuSync 2.0により、最大飛行時間30分、最大伝送距離5km、最大飛行速度は72 km/hという空撮に充分な性能。高速で動く被写体を撮影したり、広大な風景を撮影する場合でも安心です。
その他の機能
1.インテリジェント機能(自動飛行)
ActiveTrack、TapFly、 Draw 、ジェスチャーなど、自動飛行も豊富。
2.送信機
オプションの5.5インチの高輝度モニター付き送信機は直射日光の下での鮮明に見ることができます。
こちらの送信機であれば、モバイルデバイスが必要ありませんので、公共機関の方など、モバイルデバイスを導入できない方にも人気です。
3.障害物センサー
障害物センサーによって、安全にドローンを飛ばすことができます。
後部の2つのビジュアルセンサー、前方および下方センサー、側面の赤外線センサーによって、5方向で障害物検知ができます。
また、送信機と機体の信号が切れた場合でも、ドローンにはReturn-to-Home(RTH)機能が搭載されているため、離陸地点に自動的に戻ります。
Mavic 2 Pro

デザイン
折り畳み可能でスタイリッシュ
Mavic 2 Proは、折り畳み可能なデザインが特徴です。持ち運びしやすく、荷物を減らしたい方に最適です。
カメラ性能
100 Mbpsで4K/30fps
Mavic 2 Proは、 10-bit Dlog-Mカラープロファイルに対応しているため、白飛びが発生する場面でもダイナミックレンジで綺麗に撮影できます。
4k/30fpsとなるのがネックですが、絞りはf/2.8からf/11まで調整可能で、1インチCMOSセンサーを搭載し、20 MP画像撮影も可能なため、Phantom4ProV2.0にも匹敵します。
飛行性能
最大飛行時間31分
新しい伝送方式のOcuSync 2.0により、最大飛行時間31分、最大伝送距離5km、最大飛行速度は72 km/hという空撮に充分な性能。高速で動く被写体を撮影したり、広大な風景を撮影する場合でも安心です。
その他の機能
1.インテリジェント機能 (自動飛行)
ハイパーラプス、クイックショット、ActiveTrack 2.0、ポイントオブインタレスト、タップフライなどPhantom4 Pro V2.0よりも豊富な自動飛行モードがあります。
2.アドバンス・パイロット・アシスタンス・システム(APAS)
APASは手動飛行の際に、前方後方の障害物を自動的によけながら飛行させることができるアシストモードです。
手動飛行をより安全にスムーズに行うことができる魅力的なモードとなります。
おすすめの方
Phantom 4 Pro V2.0とMavic 2 Proは、どちらも1インチCMOSセンサーと多くの優れた機能があるため、いずれも空撮映像用途として使用できます。
Mavic 2 Proは、携帯性と豊富な自動飛行、全方向検知の安全性に優れています。
持ち運びを特に重視されたい、自動飛行を楽しみたいと言う方は選択肢に入れる事ができると思います。
高速で移動する物体を綺麗に撮影できるメカニカルシャッター、4K/60fps動画といったプロ仕様の撮影機能が必要なら、Phantom 4 Pro V2.0がおすすめです。