この度、当スクールでは、今後建設現場で導入が必須となるICT施工に対応した講習を新たに開講することとなりました。
ICT施工への取り組み
~プロクルードローンがICT 施工を加速させます~
プロクルードローン事業部の4つの柱
様々な現場で培ったノウハウを活かして、ドローンの導入からその先の活用まで一貫したサポートを提供しています。

ICT施工導入の必要性と課題
土木建設業界は労働力不足が深刻化しており、生産性の向上をはじめ働き方改革や女性の業界進出等の推進などが求められています。また昨今、災害が激甚化・頻発化する中で復興などの早急な対応が必要となっています。加えて全国的にインフラの老朽化が進み維持管理の更新も不可欠であるなど多くの課題があります。
現在、注目されているICT施工は、人手不足の解決をはじめとしてこれらの課題を解決するための手段であり、国を挙げてこのICT施工(i-Construction)を業界に推奨しているところです。
そこで弊社は長年のドローン講習の実績を活かして、ICT施工を理解して活用するためのICT施工講習をはじめます。ご活用していただくことで社会課題の解決の一助になると考えております。
【ICT施工導入のメリット】
- 効率化
UAV測量や3次元出来形管理により、作業効率が向上します。 - 品質の向上
ICT建設機械のMG(マシンガイダンス)、MC(マシンコントロール)により若手技術者でもベテラン並みの施工品質が可能です。 - コスト削減
初期の設備投資は必要ですが、長期的な視点で見るとICT施工によるコスト削減が見込まれます。 - 人材の活用
現在でもICT技術者には女性も多く活躍しており、今後、現場で多様な人の活躍が見込まれます。
ICT施工の流れ
1.3次元起工測量

2.3次元設計データ作成

3.ICT建設機械による施工

4.3次元出来形管理等の施工管理

5.3次元データの納品

プロクルーICT施工技術者育成講習
ICT施工を導入するためには、いくつか課題が存在しますが、プロクルーでは、ICT施工導入における課題の一つとなる「人材育成」について、これまでのドローンスクールでの測量講習や受託業務の経験を活かし、ドローンを活用したICT 施工技術者育成のためのプログラムを開始します。ドローンが初めての方も起工測量から設計、出来形管理、納品までを研修いたします。
お客様の求める技術によってカリキュラムは変わりますので、ご相談やお見積もり依頼はぜひお気軽にお問い合わせください。


詳細カリキュラム(一部を受講いただくことも可能)
- ドローンフライトマスター講習(2日)
- 基本的な飛行技術の取得
- 二等無人航空機操縦士 基本( 2日〜)
- 国家資格取得(一等資格に変更も可能ですが、受講日数と費用が変わります。)
- 目視外(目視内限定変更) ( 1日)
- 国家資格での目視外飛行のための限定変更
- 国家資格の取得のためには、このあとに座学試験の受験と技能証明証の発行申請が必要です。
- 機体登録、許可申請などの法的手続き( 0.5日)
- 機体導入後にお客様といっしょに手続きをします
- 産業用ドローン導入時講習 P1/L2 (各1日)
- メーカー(DJI)に決められた導入時の講習です。
- 3次元設計(EX-TREND武蔵を使用) ( 4日)
- 土木施工・土木図面・測量の基礎知識とICT施工の流れ
- 土木設計基礎
- 図面の読み方
- EX-TREND武蔵操作での3次元設計(ソフト操作講習のみ3日間)
- ドローン測量スペシャリスト(写真測量) ( 2日)
- 精度検証(DJI TERRA)・土量計算
- ドローン測量スペシャリスト(レーザー測量) ( 2日)
- 精度検証(TREND POINT)・土量計算
- 3次元出来形管理(TREND POINT) ( 3日)
- 出来形管理要領
- TREND POINT操作(ソフト操作講習のみ1日間)
- 3次元データ納品、成果物関係の書類作成( 1日)
- 写真・レーザーどちらも対応可
※括弧内の日数は標準の受講日数となります。
使用機材・ソフトウェア
【産業用ドローン】
- Matrice350RTK(世界的なドローンメーカーDJIの産業用ドローンフラッグシップモデル)
- ZenmuseP1(写真測量用カメラ)
- ZenmuseL2(レーザー測量用カメラ)
【ソフトウェア】
- DJI Terra(点群処理ソフト)
- EX-トレンド武蔵(3D設計データ作成ソフト)
- TREND POINT(点群編集ソフト)
【その他】
- GNSS Rover(座標測位デバイス)

Matrice350RTK





