DJI「Zenmuse H30T」のここがすごい!旧機種Zenmuse H20T、フルサイズセンサーカメラZenmuseP1と比較しました。

フラッグシップ級全天候型マルチスペクトルペイロード‌ ‌‌「DJI Zenmuse H30T」とは

H20シリーズの後継機、全天候型マルチセンサー フラッグシップZenmuse H30シリーズは、広角カメラ、ズームカメラ、赤外線サーマルカメラ 、レーザー距離計、NIR補助ライトの5つの主要モジュールを搭載しています。

旧機種Zenmuse H20TとH30Tの解像度の比較

H20T

H20T(20倍)
H20T(サーマル)

H30T

H30T(20倍)
H30T(サーマル)

H30Tの方が、各素材のディティールや色味がくっきりと出ていることが分かるかと思います。特にサーマルは差が大きいです。

フルサイズセンサーZenmuse P1とH30Tの解像度の比較

P1(離隔距離5m)
P1(離隔距離5m)
H30T(離隔距離10m、2倍ズーム)
H30T(離隔距離10m、2倍ズーム)

P1は測量用モジュールですが、以前は橋梁点検など解像度が求められる現場で検討される方もおられました。

ですが、フルサイズセンサーとはいえZoomができないため、解像度が飛躍的に上がったH30Tが点検において最適だと改めて実感しました。

防塵防滴なのもフラグシップにふさわしいスペックですね。

その他:ヘイズ除去機能

また、H30Tから搭載されている「ヘイズ除去機能」も素晴らしいです。

ヘイズ除去機能とは、光散乱、大気湿度などの要因により、画像のブレやヘイズの影響を軽減するように考案された画像処理技術です。

コンピューターアルゴリズムにより画像を最適化して復元し、画像の鮮明さと品質を向上させます。

低レベルの電子式ヘイズ除去機能は、主に軽度のヘイズ状態を対象としていますが、高レベルの電子式ヘイズ除去機能は、雨天後の霧や中程度のもやなどの状況に対応します。

ズームカメラは通常、遠く離れた被写体を観察するため、空中の雨、霧、もやの影響を受けやすくなります。そのため、主にズームカメラに装備されています。

山間部での現場が多い方には非常に嬉しい機能ですね。

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