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1月8日(水)22:00に、新機種「Matrice 4 シリーズ」がグローバルリリースされました。
測量用、点検調査用のフラグシップ級小型業務用ドローンです。
毎月開催している導入検討者向けの無料飛行実演セミナーにて、1月21日(火)開催回より展示・実演予定です!
弊社にも既にデモ機が届いておりますので、ご紹介いたします。
旧機種Mavic 3 Enterpriseと比較すると、一回り程大きくなっています。送信機もDJI RC Plusとほぼ同じ「DJI RC Plus2」が付属しています。
付属のハードケースには、初めて取り外し可能なショルダーベルトが付きました。
DJI純正のライト&スピーカーも発売されるとのことですが、全て装着したまま収納することができます。
充電ハブが付属しているのも嬉しいポイントですね。
新たに3倍ズームカメラとレーザー距離計が搭載されました。
またMatrice 4TにはH30Tのみに搭載されていた「NIR補助ライト」も搭載され、暗所でも活躍することができます。
今後精度検証や飛行のレポートも掲載予定ですので、お楽しみに!
移動局としても使用できるD-RTK3も導入予定です。導入次第ご案内し、検証していきます。
DJI Matrice 4E + M4E Care Plus + DJI Terra Pro 1 year(1device)
→788,000円(税抜)
DJI Matrice 4T + M4T Care Plus+ DJI Terra Electricity 3 months(1device)
→1,008,000円(税抜)
DJI D-RTK3マルチステーション三脚セット
→253,000円(税抜)
フラグシップ級のアップデートで、RTKモジュールも標準搭載で、驚きの価格ではないでしょうか。
セット内容の詳細やご相談等はお気軽にお問い合わせください。
DJI産業用ドローンのレンタルを開始しました。
初めて使用される方は、別途使い方の講習や、弊社スタッフと一緒に業務を行うデモ飛行もご用意しております!ぜひご相談ください。
10月に行われる滋賀県防災訓練に向けて、事前測量を行いました。
当日は物流ドローン「DJI FlyCart 30」を飛行させ物資輸送を行う予定ですので、
そのルート作成のための測量です。
これだけ広範囲の測量も飛行時間はたった4分程です!
データ処理の時間も5分~10分程度ですので、現場ですぐに確認ができます。
当日の離発着場所や周辺の状況をばっちり取得できました。
全体の作業時間は40分ほどで、レーザー測量の手軽さ、DJI製品の性能の良さに毎度驚かされます。
測量の技術は、防災マップの作成や危機管理、被災状況の把握等、防災・災害対応にも非常に役立ちます。
事前測量は、万が一災害が起こってしまった際に、被災後のデータと比較して土量計算を行ったり、被災状況の把握に役立ったり、迅速な復興作業に繋がります。
プロクルーではドローンを用いた災害対応やドローン測量のスペシャリストを目指す講習もご用意しております。(ドローンの民間資格を保有されている方を対象としております。)
最近では行政の方や他業種の方の受講も増えておりますので、ぜひご検討ください!
2024年7月23日、滋賀県米原市にてi-Construction合同研修会が開催されました。この研修会は、土木工事におけるICT技術の導入(ICT施工)のメリットを官公庁の発注者に説明することを目的として、ICT施工を数年前から実施されている滋賀県内の複数企業(株式会社松居土木様、株式会社吉工様、近江建設株式会社様)が主催されました。
第1部では座学が行われ、ICT施工の事例紹介やそのメリット、具体的な施工の流れについて説明がありました。ICT施工の大まかな流れは以下の通りです:
ICT施工は、従来の工法とは異なり、ICT技術を活用することで作業効率を大幅に向上させます。特に以下の点が挙げられます:
第2部では、屋外で実際のドローンや建機を使用したデモンストレーションが行われました。当社のブースでは、ドローンによる起工測量、土量計算、および出来形管理についての説明を担当しました。
使用したドローンは「Matrice300RTK」と「L2」となります。
測量においては、ドローンだけではなく、地上型レーザー測量機器も使用でき、隣のブースではデモンストレーションも行われていました。
ICT建機の制御には、MG(マシンガイダンス)およびMC(マシンコントロール)が用いられ、バックホウやブルドーザーなどの機械が制御されます。MCは完全自動制御であり、建機のレバーを引くだけで設計データ通りに自動的に成型されます。MGはモニター上の設計データを確認しながら手動で成形を行うもので、作業の精度を高めることができます。
今回の研修会を通じて、ICT施工の実際の流れやその効果を実感することができました。ICT施工は、効率化と安全性の向上を実現し、今後の土木工事において重要な技術となり、ドローンはその一部において大きな役割を果たすことが期待されます。
新型LiDARモジュール「DJI ZENMUSE L2」をご紹介します。ドローン用LiDARの前モデル Zenmuse L1 との違いや、実際に屋外で検証したデータをご覧いただき、新型の効率性をぜひご確認ください。
DJI Zenmuse L2 | DJI Zenmuse L1 | |
レーザーパルス | 240kHz | 240kHz ※トリプルのみ160kHz |
リターン | 最大5リターン | 最大3リターン |
FOV | 繰返し:70° x3° 繰返しなし :70°x75° | 繰返し:70.4°x4.5° 繰返しなし:70.4° x77.2° |
ビーム発散角 | 1.2mrad x 0.4mrad | 4.8mrad x 0.5mrad |
検知範囲 | 250m (反射率10%、lOOklx) | 190m (反射率10%、lOOklx) |
保護等級 | IP54 | IP54 |
IMUウォーミングアップ | 不要 | 必要(3~5分程度) |
IMU精度 | Yawリアルタイム:0.2゜、後処理:0.05° Pitch/Roll リアルタイム:0.05゜ 、後処理:0.025° | Yawリアルタイム:0.3゜、後処理:0.15° Pitch/Rollリアルタイム:0.05゜ 、後処理:0.025° |
可視光カメラ | 4/3インチ20MPメカニカルシャッター搭載 | 1インチ20MPメカニカルシャッター搭載 |
対応機種 | Matrice300RTK (RC PLUSのみ) 、 Matrice350RTK | Matrice300RTK、 Matrice350RTK |
Zenmuse L1 では、3リターンの設定時にサンプリングレートが160kHzに制限されていましたが、Zenmuse L2 であれば5リターン時でも240kHzでの照射が可能となり、より多くのレーザー照射が可能となりました。
mradとは、カメラが対象物から1m離れている時に、対象物に照射されるレーザーの大きさがどの大きさになるかを表しています。
L2の場合は、1.2mrad x 0.4mradとなりますので、仮に100mの高度で飛行させている際に、地上に照射されるレーザーの大きさは、12cm×4㎝になります。L1の場合は100mで飛行時は48cm x 50cmとなりますので、L2は非常にレーザーの大きさが小さくなったことがわかります。
レーザー測量では、植生をすり抜けながら、地表にレーザーを照射してデータを取得しますが、レーザーの大きさが小さい方がすり抜けやすいので、L2の方がデータ取得がしやすくなっていることがわかります。
Zenmuse L1では、LiDARの安定した出力を確保するために、電源を入れた際には3〜5分のウォーミングアップ時間が必要でした。現場で機体トラブルなどによる再起動が必要な場合、都度ウォーミングアップを待たなければならず、効率に影響が出ることがありました。しかし、Zenmuse L2ではウォーミングアップが不要ですので、設置から飛行までスムーズに業務を行うことができます。
今回は弊社のドローンフィールドのデルフリキャンプドローンフィールドにて Zenmuse L1 と L2 での比較検証を行ってきました。検証条件は以下のとおりです。
飛行場所:デルフリキャンプ ドローンフィールド 滋賀県長浜市小谷上山田町
↑飛行ルート
現場状況としては、グラウンドデータの取得状況が分かるように、森林を含めた飛行ができるような場所を選定しました。
L1とL2の高度による違いを検証しました。検証ポイントは上図の赤〇印となります。
※各断面図のスライス幅は50㎝に設定しています。
L1で高度50mで飛行した場合と、L2で高度100mで飛行させた場合のグラウンドデータ取得状況がほぼ変わらないことが分かります。L2のビーム径が小さくなったことやリターン数の向上によって、このような結果になったと考えられます。
高度を下げることが難しい現場であっても、L2であれば、比較的多くのグラウンドデータの取得が可能となるため、より活用の場が広がったと考えられます。
L2を使用してみて、印象的だったことは、さらなる効率化が図られていることだと感じました。IMUウォームアップが不要、高度を高くして広範囲のデータ取得を行っても問題ないことなど、L1からの大きな進化を感じました。
弊社は、DJI CAMP ENTERPRISE ZenmuseL2インストラクターが在籍しており、L2のご購入および導入時講習を実施することができます。これから、レーザー測量をお考えの方や、L1からのグレードアップを検討されている方等、お気軽にご相談ください。