株式会社ウエムラテック様のお仕事現場をご訪問/視察

ドローン技術と歴史的建造物の点検:ウエムラテックの革新的なアプローチ

奈良県に位置する株式会社ウエムラテックの現場訪問は、まるで歴史と現代技術が見事に調和した時間旅行のようでした。10月のある日、私たちはこの企業が手掛ける、国土交通省から受託された平成宮跡および大極殿の点検・測量作業を視察しました。この場所は単なる作業現場ではなく、多くの観光客や地元の方々にとって憩いの場でもあります。ウエムラテックのチームがそこで行う作業は、ただ技術的に高度なだけでなく、深い配慮と敬意を持って行われていました。

ドローンを活用したチームワーク:ウエムラテックの現場作業

点検・測量作業を目の当たりにして、歴史的建造物を扱う際の緊張感や責任の重さを感じ取ることができました。経験豊富なウエムラテックのスタッフは、チームワークを大切にしながら、インカムを通じて情報を共有し合っていました。約6名からなるチームは、まるで一つの大きな家族のように協力し合い、作業を進めていました。

ドローンと公共作業の融合:ウエムラテックのプロフェッショナリズム

この訪問を通じて、ウエムラテックのプロフェッショナリズムとチームワークの大切さを改めて実感しました。彼らの仕事ぶりからは、技術力はもちろん、周囲への思いやりや歴史への敬意が感じられました。公共の場での作業を行う中で、彼らは安全と快適さを訪れる人々に提供するために最大限の努力をしていました。

安全第一:ドローンを用いたウエムラテックの厳格な安全対策

特に印象的だったのは、ウエムラテックの厳格な安全対策でした。彼らは、リスクを最小限に抑えるための手法を徹底し、スタッフ一人ひとりが安全を最優先に考える文化を築いています。このような姿勢は、彼らのサービス品質の高さを物語っています。

ドローンと伝統の調和:ウエムラテックの価値あるサービス

ウエムラテックのチームがどのようにして高品質なサービスを提供しているかを学ぶことは、非常に貴重な経験でした。彼らの仕事は、他の企業にとっても参考になるものです。このような機会を得られたことに心から感謝し、ウエムラテックの努力と専門性を深く称賛します。彼らのような企業が、歴史的建造物の保存と維持に果たす役割は非常に重要であり、その価値は計り知れません。

長浜商工会議所様の会報にプロクルーが掲載されました

いつもお世話になっております、長浜商工会議所様の会報No,437「会員の窓」にプロクルーを掲載いただきました。

文中にも記載の通り、企業様でのドローン導入や、講習受講が現在非常に増えてきております。

ドローンといえば、「プロクルー」と思っていただけるように、

これからも活動の場を広げていけたら幸いです。

ドローンの導入、講習、国家資格、空撮依頼等、

お気軽にご相談ください!

一居インストラクターから「無人航空機一等技能証明(一等ライセンス)」について

ドローンの国家ライセンスについて、まだまだ機体認証の対応の遅れなどもありますが、当社でも初めての一等ライセンス講習と修了試験を終えました。

一等ライセンスは有人地帯の上をドローンを飛ばせる資格となりますが、経験者講習(民間資格や二等ライセンスを持っている方)でも4日間の講習になります。

講習を終えて、指導をした一居インストラクターに一等ライセンス講習について聞いてみました。

講習機関選びの参考にもなると思いますので、こちらでも共有させていただきます。

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まずはじめに、二等の座学内容に、カテゴリーIII飛行における重要なポイントが追加されています。
カテゴリーIII飛行は第三者上空で行われるため、非常に高いリスクが伴います。そのため、リスクを最小限に抑えるための考慮事項について述べられています。
具体的なアプローチ方法は、「リスク評価」という概念で説明されています。ただし、現場の環境によって異なるため、全てのシナリオに対応できる決まり切ったリスク評価の方法は存在しませんし、教則書にも明記されていません。
そのため、パイロットは柔軟に臨機応変にリスク評価を行う必要があります。

飛行経験がまだ少ない場合、十分なリスク評価を行うことは難しいかもしれません。
実際の飛行現場での経験が重要となるため、講習中には現場経験の豊富なインストラクターからの意見を積極的に聞くことが重要です。そうすることで、内容をより深く理解し、適切な判断を行うことができるでしょう。

続いて、実地試験についてです。
実地試験では、GNSSをOFFにしてATTIモードで屋外で行う必要がありますので、飛行練習も屋外で行うことが重要です。

ATTIモードでは、風の影響を直接受けるため、スティック操作を一時でも止めると、機体が思いもよらぬ方向に流れていってしまいます。
普段、屋外で飛行経験がある方でも、通常はGNSSをONにして飛行させていることが一般的ですので、講習では最初に風に対応しながらのATTIモードでのホバリングを行います。
機体を正面に向けて操作する場合は、自分の進みたい方向にスティックを動かすだけで良いので、直感的に操作ができ、スティックの反応も速くなります。したがって、ホバリングが容易にできると思われるかもしれませんが、風は一定の速度や方向を持っているわけではなく、常に変化していくため、ホバリングをマスターするのは非常に難しいのです。

実地試験では、8の字飛行を行う必要がありますので、機体を正面以外の様々な方向に向けて飛行させることになります。
そのため、正面でのホバリングができたとしても、機体を対面や左右に向けた状態でのホバリングが次に待っています。
機体の方向が変わると、スティック操作もそれに合わせて変える必要がありますが、それを直感的に行えなければ、風に対応することはできません。

屋外での飛行では、風を上手に利用しながら飛行させることが重要です。風に乗って進んだり、逆風に対して舵を切ってブレーキをかけてスピードを落としたりするなど、風を読んで操作する必要があります。

ドローンは楽器に似ています。インストラクターが指導できることとできないことがあります。例えば、ピアノを弾く場合、音名や鍵盤の位置は教えることができますし、覚え方のコツを教えることもできます。
しかし、実際にそれを覚えるのは生徒自身で何度も繰り返し練習することで自然に身につけることができます。ドローンでも同じです。機体の方向を変えた時のスティック操作やそのテクニックを教えることはできますが、それを実際に覚えるのは生徒自身の努力にかかっています。

一等の講習では、インストラクターからの的確なアドバイスに加えて、生徒自身が決してあきらめずに技術向上に努めることが重要です。何度も失敗してもめげずに取り組む姿勢が、最終的に試験に合格するための鍵となります。インストラクターと生徒の努力が相まって、技術の向上と試験合格への道が開かれていくと信じています。
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国家ライセンス取得を目指す方は、先にフライトマスター講習を受講してください。

ドローン国家ライセンス(無人航空機操縦士の技能証明制度)には一等と二等ががあります。
一等は「立入管理措置を講ずることなく行う特定飛行」となり、二等はその逆で「立入管理措置を講じた上で行う特定飛行」となります。

それぞれの講習では国が定めた座学、実技の講習時間が設定されています。
ただ、今まで民間のドローンスクールが民間講習(資格)も国土交通省がに登録された講習団体の講習はパイロットが国土交通省に登録され、飛行許可申請に入力項目を免除になっていました。
(飛行許可制度は2025年12月まで継続され現在の民間資格でも飛行許可を取得することは可能です。)

そこで、国家ライセンス講習では経験者と初学者という形で受講内容を分け、経験者には講習内容の減免処置を設定されています。
多くの国家ライセンス登録講習機関では民間資格を取得しているパイロットを経験者に定めています。

プロクルードローンスクールのドローンフライトマスター講習も国土交通省に登録された講習団体の講習になり、受講者は国家ライセンス取得時に経験者として取り扱われます。
また、手前味噌ですが、フライトマスター講習は過去の経験から常にバージョンアップを行っており、他の管理団体の講習カリキュラムより優れているとお客様の声をいただいております。
(管理団体は、講習団体を管理する国土交通省に登録された民間団体です。)

実際に国家ライセンスを取得するためには、フライトマスター講習を受講後、経験者として国家ライセンス講習を受講することが、最短時間・最小コストで受講する方法になります。

ドローンを安全に飛行させるためにも、フライトマスター講習でしっかりと学習をしてください。

ドローンフライトマスター講習の申し込みはこちらから

滋賀県長浜市高時川大雨洪水被害状況を調査しました

2022年8月に起こった高時川の大雨による洪水の被害状況をドローンで撮影に行ってきました。
撮影日は、長浜市へ撮影の許可をもらい、滋賀県、各地区にも連絡を入れ、また高時川の堰にも管理会社への立ち入り・飛行許可を頂いての撮影になります。
DID地区ではありませんが、目視外飛行にならないよう補助者とサブコントローラーを用意しての撮影になります。

滋賀県長浜市菅並地区のでの洪水被害をドローン測量

まずは滋賀県長浜市余呉町菅並地区まで移動しました。
河川沿いに集落があり歩道にも洪水の跡が残っています。
対岸は人家はありませんが、土砂の流れた後もありました。
特に歩道は通常であれば3m程度下を流れている川が氾濫して、柵が変形、地面も陥没して、被害の大きさが伺えます。

私たちは、Matrice300RTKと写真測量カメラZenmuseP1とレーザー測量カメラ、ZenmuseL1で撮影を行いました。
2種のカメラは撮影後、画像データを地形を3D化することで、災害状況を立体的に記録できます。
今回は、災害の後でしたが、同じ環境を通常時から3D化しておけば、被害状況を確認することが可能です。

約1時間半の撮影を終えて、川下に移動しました。
少し人家からは離れているのドローンでの撮影こそしませんでしたが、上丹生地区でも水田に流木が流れていました。
実は筆者の出身も元々上丹生地区で高時川沿いに水田があり、その農機具を保管していた小屋が川沿いにあるのですが、そこの小屋が流されていました。

木之本町大見地区 取水堰の被害状況

高時川は下丹生地区から木之本町大見地区に入っていきます。
川沿いに進むと大見取水堰があります。

Googleマップで見ると通常時の動画や写真を見ることができますが、ここにも大きく被害が出ていました。

管理会社へ連絡の上て許可をもらいドローンでの撮影を行なっていきます。
菅並地区と同様に写真測量とレーザー測量を行い3Dデータにしました。

ドローン動画中継・蓄積システムHecEyeの活用

その後、川下へ降り国道365線へと出ました。途中は人家もあり飛行まではできませんでしたが、スマートフォンのカメラで撮影をしていきました。
弊社ではドローンやスマートフォンでの写真情報を地図に添付できるHecEyeというシステムも用意しています。
このHecEyeドローンからの中継ができるだけではなく、写真データやその時の状況をまとめたレポート、点群データが同時に蓄積が可能で、災害対策に活用が始まっています。

今回のデータもしっかりと蓄積していきたいと思います。
今後、このような被害がでないことを祈るばかりですが、今回のように集落までの交通が遮断されるようなこともありえます。
日頃からのドローンだけではない、災害への備えを整えていきたいと思います。

【機体紹介】DJI Matrice 300 RTKを導入しました!

弊社では、2022年3月より「DJI Matrice 300 RTK」と、その対応カメラ「Zenmuse H20T」「Zenmuse P1」、そして「D-RTK 2」を導入いたしました。

DJI Matrice 300 RTKは、DJI社産業用ドローンの最上位モデルで、ペイロード部分を付け替えることで、点検、測量、災害対応など、様々な業務で活用できる高性能ドローンです。

Matrice 300は、専用のケースに入った状態で届けられます。サイズ感は1週間の旅行用キャリーケースくらいです。バッテリーステーション(M300や送信機のバッテリーを充電するためのもの)は機内持ち込み用キャリーケースくらいの大きさで、重量はありますがどちらもキャスターが付いているのでゴロゴロと運ぶことができます。

ケースを開けると、アームが折りたたまれたM300が、ひっくり返った亀のように収納されています。
他にも、送信機やバッテリー、カメラ(Zenmuse H20/H20T)等一式を収納することができます。

ケースの蓋側には、ランキングギアと予備プロペラが収納されています。
まず、ケースに入った状態で機体にランディングギアを取り付けてロックします。

次に、機体を取り出してカメラを取り付け(写真はZenmuse H20T)、アームを広げてロックします。

バッテリーは機体の後ろ側から入れます。飛行中に外れないよう、しっかりとロックします。

飛行準備完了です!

今回、「Zenmuse H20T」と 「Zenmuse P1」 の2種類のカメラを導入しましたが、
「Zenmuse H20T」は、広角カメラ、ズームカメラ、赤外線カメラ、レーザー距離計の機能を持ち、
「Zenmuse P1」は、測量用高解像度カメラです。
下記の比較してみると、カメラ部分が大きく異なることがわかります。

Matrice 300にZenmuse P1をつけて飛ばしてみました!

D-RTK2を使用することで、データの精度が高まり、より正確な測量が可能となります。

Matrice 300 RTK デモ会

弊社では、M300を活用したドローン測量スペシャリスト講習、産業用ドローン飛行講習の他に、定期的なMatrice 300デモ会の実施を予定しており、第1回目は5月に実施いたします。

日時:2022年5月11日(水)
場所:滋賀県長浜市 デルフリキャンプ
内容:Matrice 300 RTK、Zenmuse H20T、Zenmuse P1

詳細が決定次第、別途ご案内いたします。
産業用ドローンに興味がある!という方はぜひお越しください。

ちょっと、笑える話 「おたく安いけど大丈夫?」

当社のドローン講習を受けようと検討されている方から、良くご質問をいただきます。
講習の詳細を聞かれるのかと思っていると、

 

「おたくの講習は、よそに比べてとびきり安いけど大丈夫?」
「他が20万円とか30万円とかしているのに、おたくは6万円っておかしいで。」

 

というような内容です。

「また、この質問かあ!」と思いながら、電話でご説明をさせていただきます。
実際にお話しすると、「なるほど分かった。」と言ってくださり、その後、当社に講習を受けに来ていただける場合が多いです。

 

「安いのはありがたいが、ちょっと心配した。」とおっしゃいます。

 

簡単に内容を説明しますと、「ドローンフライトマスター講習」は、国交省よりドローン講習の承認を受けている当社が定めたカリキュラムを行なっております。

これは国交省の「無人航空機飛行マニュアル」などを基に制作されたもので、他の認可団体も同じ資料からカリキュラムを作成しています。従って、国交省認可の講習はどれもほぼ同じ内容となっているのです。

 

さらに、講習の価格につきましては、各団体がそれぞれで設定しているものなので、価格設定はバラバラです。
その中で、当社の価格設定は内容的には全く遜色のないもので、たいへんお値打ちに設定しますので、このようなご質問で毎日のように電話をいただくのです。

 

しかし、反省点はそれが当社のホームページを見て分からないことです。
まあ、他社と比べてという話題は掲載しにくい話題なのですが、近日中にこのことを掲載して、わざわざご連絡いただかなくても良いようにしようと思います。

学校の授業とドローン

友人の小学校の校長先生に聞いたところによると、社会の授業で屋上にみんなで上がって学校のまわりの風景を見たり、写真を撮って調べることはずっと大事なことらしいです。

ですが、最近は屋上へ上がることが「危ない」という風潮になり、学校によっては屋上に行く階段を封鎖しているところも増えてきています。

そこでドローンで学校近辺や郷土を撮影して、社会の勉強に使うことが、注目されていてすでに多くの学校で業者に依頼して空撮をしているそうです。そんなところにも重宝される使い道がありました。

社内忘年会でのプロモーションビデオ

先日、ドローンで撮影させていただいた長浜市の株式会社 渡辺工業様の動画、静止画の使い道は、12月に行われる社内忘年会で流すプロモーションビデオにするとのこと。

弊社の撮ったドローンでの映像の前に、200人以上の社員の仕事中の写真が撮ってあり、それらと会社の外観を組み合わせて、1年間の感謝と来年のさらなる発展のための、モチベーションビデオに使われるそうです。