
月別アーカイブ: 10月 2024
当スクールの受講者限定特典「実技テキスト」に収録されている解説動画を一部公開しました。

当スクールでは、受講者の方限定で「実技テキスト」を配布しています。
ドローンの法律に関する解説書は市販されていますが、飛行技術に関する解説書は一般には販売されていないようです。そのため、今後の練習を通じて飛行技術を維持・向上させるためにも、本資料をぜひご活用ください。
さらに、本テキストではスティック操作を図で解説しているだけでなく、インストラクターの操作を視覚的に理解できるよう、参考動画のURLも掲載しています。
その一部を今回、公開いたしましたので、ぜひご参考にしていただければと思います。
動画視聴はこちらから
ICT施工講習 開講のお知らせ
この度、当スクールでは、今後建設現場で導入が必須となるICT施工に対応した講習を新たに開講することとなりました。
ICT施工への取り組み
~プロクルードローンがICT 施工を加速させます~
プロクルードローン事業部の4つの柱
様々な現場で培ったノウハウを活かして、ドローンの導入からその先の活用まで一貫したサポートを提供しています。

ICT施工導入の必要性と課題
土木建設業界は労働力不足が深刻化しており、生産性の向上をはじめ働き方改革や女性の業界進出等の推進などが求められています。また昨今、災害が激甚化・頻発化する中で復興などの早急な対応が必要となっています。加えて全国的にインフラの老朽化が進み維持管理の更新も不可欠であるなど多くの課題があります。
現在、注目されているICT施工は、人手不足の解決をはじめとしてこれらの課題を解決するための手段であり、国を挙げてこのICT施工(i-Construction)を業界に推奨しているところです。
そこで弊社は長年のドローン講習の実績を活かして、ICT施工を理解して活用するためのICT施工講習をはじめます。ご活用していただくことで社会課題の解決の一助になると考えております。
【ICT施工導入のメリット】
- 効率化
UAV測量や3次元出来形管理により、作業効率が向上します。 - 品質の向上
ICT建設機械のMG(マシンガイダンス)、MC(マシンコントロール)により若手技術者でもベテラン並みの施工品質が可能です。 - コスト削減
初期の設備投資は必要ですが、長期的な視点で見るとICT施工によるコスト削減が見込まれます。 - 人材の活用
現在でもICT技術者には女性も多く活躍しており、今後、現場で多様な人の活躍が見込まれます。
ICT施工の流れ
1.3次元起工測量

2.3次元設計データ作成

3.ICT建設機械による施工

4.3次元出来形管理等の施工管理

5.3次元データの納品

プロクルーICT施工技術者育成講習
ICT施工を導入するためには、いくつか課題が存在しますが、プロクルーでは、ICT施工導入における課題の一つとなる「人材育成」について、これまでのドローンスクールでの測量講習や受託業務の経験を活かし、ドローンを活用したICT 施工技術者育成のためのプログラムを開始します。ドローンが初めての方も起工測量から設計、出来形管理、納品までを研修いたします。
お客様の求める技術によってカリキュラムは変わりますので、ご相談やお見積もり依頼はぜひお気軽にお問い合わせください。


詳細カリキュラム(一部を受講いただくことも可能)
- ドローンフライトマスター講習(2日)
- 基本的な飛行技術の取得
- 二等無人航空機操縦士 基本( 2日〜)
- 国家資格取得(一等資格に変更も可能ですが、受講日数と費用が変わります。)
- 目視外(目視内限定変更) ( 1日)
- 国家資格での目視外飛行のための限定変更
- 国家資格の取得のためには、このあとに座学試験の受験と技能証明証の発行申請が必要です。
- 機体登録、許可申請などの法的手続き( 0.5日)
- 機体導入後にお客様といっしょに手続きをします
- 産業用ドローン導入時講習 P1/L2 (各1日)
- メーカー(DJI)に決められた導入時の講習です。
- 3次元設計(EX-TREND武蔵を使用) ( 4日)
- 土木施工・土木図面・測量の基礎知識とICT施工の流れ
- 土木設計基礎
- 図面の読み方
- EX-TREND武蔵操作での3次元設計(ソフト操作講習のみ3日間)
- ドローン測量スペシャリスト(写真測量) ( 2日)
- 精度検証(DJI TERRA)・土量計算
- ドローン測量スペシャリスト(レーザー測量) ( 2日)
- 精度検証(TREND POINT)・土量計算
- 3次元出来形管理(TREND POINT) ( 3日)
- 出来形管理要領
- TREND POINT操作(ソフト操作講習のみ1日間)
- 3次元データ納品、成果物関係の書類作成( 1日)
- 写真・レーザーどちらも対応可
※括弧内の日数は標準の受講日数となります。
使用機材・ソフトウェア
【産業用ドローン】
- Matrice350RTK(世界的なドローンメーカーDJIの産業用ドローンフラッグシップモデル)
- ZenmuseP1(写真測量用カメラ)
- ZenmuseL2(レーザー測量用カメラ)
【ソフトウェア】
- DJI Terra(点群処理ソフト)
- EX-トレンド武蔵(3D設計データ作成ソフト)
- TREND POINT(点群編集ソフト)
【その他】
- GNSS Rover(座標測位デバイス)

Matrice350RTK






【2024年10月最新情報】2025年12月以降、ドローンの民間資格の一部が効力を失うことが決定、経験者とこれからドローンを始める方はどうすべきか?

2025年12月を目途に、民間資格を証拠とする飛行許可申請の簡略化が廃止される予定です。
ドローンの民間資格については、2025年12月を目途に、資格をエビデンスとする飛行許可申請の簡略化が廃止されます。ただし、資格そのものが廃止されるわけではなく、飛行許可手続きに変更が生じるようです。詳細を確認していきましょう。
民間資格を所有していても、許可申請時の手続きが簡略化できなくなります。
これまで、ドローンの民間資格所有者は、飛行許可申請の際に手続きを簡略化することができました。しかし、国土交通省は2025年12月を目途に、民間資格を証拠とした飛行許可申請の簡略化を廃止する予定です。
以下は、DIPSのよくある質問に記載されている内容になります。
『民間技能認証については個別の飛行毎の許可・承認の操縦者の技量審査のエビデンスとして活用しておりますが、現時点の想定としては、 2022年12 月 5 日の3年後をもって、飛行申請時のエビデンスとしての活用を取りやめることとしております。(民間技能認証のみを取得されている場合は、申請書類の省略が認められない運用に変わります。)』
引用:国土交通省 DIPS-よくある質問 21ページ
つまり、民間資格を取得しても、飛行許可手続きの一部を省略できるメリットが、2025年12月以降はなくなるということです。
操縦者の技能証明は、国家資格に一本化される予定です。
ドローンの民間資格は、公的な技能証明としての効力を失い、国家資格に一本化されることになります。
取引先などへのスキル証明としては引き続き利用可能ですが、飛行許可申請などで使用できる資格は、国家資格のみとなります。
そのため、飛行許可申請の手続きを簡略化するには、国家資格の取得が必要です。
民間資格の所有者はどうするべきか?

弊社のフライトマスター講習で発行する「ドローン操縦技能証明証」を含むドローンの民間資格を取得している方は、今後の方針変更に対応する準備が必要です。
ここでは、民間資格所有者が今後どのように対応すべきかを考えていきます。
経験者は、国家資格取得の際に講習時間が短縮され、「経験者コース」が受講できる
民間資格を持っている場合は、国家資格取得時に「経験者」として認定され、学科や実技の講習時間が短縮されます。
経験者であれば、講習時間が初学者の半分以下に短縮されるため、より短期間で国家資格を取得することが可能です。
当社の場合
経験者 |
初学者 |
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---|---|---|
二等基本 経験者コース 1日間 77,000円~ |
二等 基本 初学者コース 6日間 286,000円~ |
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![]() 5日間 209,000円 短縮! |

仕事でドローンを使用する場合は、国家資格の取得が推奨されます。
仕事でドローンを使用する場合、業務効率を考えると、飛行許可申請の簡略化が不可欠です。そのため、国家資格の取得が推奨されます。
飛行許可申請の簡略化による業務コストの削減効果を考えれば、資格取得にかかる費用は十分に回収できるでしょう。
また、国家資格は肩書としても有用であり、仕事の成約に繋がる可能性が高くなると思われます。
民間資格廃止の前に国家資格取得のご準備を!

国家資格への一本化が進む時期には、受講者の増加が予想されます。混雑する前に、早めに国家資格を取得することをおすすめします。
ドローンが初めての方はどうするべきか?

これから国家資格の取得を目指される方は、初学者コースではなく、「経験者コース」を受講されることをおすすめします。
フライトマスター講習から国家資格取得を目指すのが最短・最安コース
経験者 |
初学者 |
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---|---|---|
フライトマスター講習 2日間 66,000円 |
二等 基本 初学者コース 6日間 286,000円~ |
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![]() |
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二等基本 経験者コース 1日間 77,000円~ |
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![]() |
![]() 3日間 143,000円 短縮! |
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最短3日間 143,000円~ |
![]() |
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最短6日間 286,000円~ |

初めての方がドローン国家資格取得を目指す場合は、フライトマスター講習の受講していただき、国家資格の経験者講習を受講されるのが費用面、日程面でどちらも一番近道です。
民間資格廃止の前に国家資格取得のご準備を!
国家資格への一本化が進む時期には、受講者の増加が予想されます。混雑する前に、早めに国家資格を取得することをおすすめします。
DJI「Zenmuse H30T」のここがすごい!旧機種Zenmuse H20T、フルサイズセンサーカメラZenmuseP1と比較しました。
フラッグシップ級全天候型マルチスペクトルペイロード 「DJI Zenmuse H30T」とは

H20シリーズの後継機、全天候型マルチセンサー フラッグシップZenmuse H30シリーズは、広角カメラ、ズームカメラ、赤外線サーマルカメラ 、レーザー距離計、NIR補助ライトの5つの主要モジュールを搭載しています。

旧機種Zenmuse H20TとH30Tの解像度の比較

H20T



H30T


H30Tの方が、各素材のディティールや色味がくっきりと出ていることが分かるかと思います。特にサーマルは差が大きいです。
フルサイズセンサーZenmuse P1とH30Tの解像度の比較




P1は測量用モジュールですが、以前は橋梁点検など解像度が求められる現場で検討される方もおられました。
ですが、フルサイズセンサーとはいえZoomができないため、解像度が飛躍的に上がったH30Tが点検において最適だと改めて実感しました。
防塵防滴なのもフラグシップにふさわしいスペックですね。
その他:ヘイズ除去機能
また、H30Tから搭載されている「ヘイズ除去機能」も素晴らしいです。


ヘイズ除去機能とは、光散乱、大気湿度などの要因により、画像のブレやヘイズの影響を軽減するように考案された画像処理技術です。
コンピューターアルゴリズムにより画像を最適化して復元し、画像の鮮明さと品質を向上させます。
低レベルの電子式ヘイズ除去機能は、主に軽度のヘイズ状態を対象としていますが、高レベルの電子式ヘイズ除去機能は、雨天後の霧や中程度のもやなどの状況に対応します。
ズームカメラは通常、遠く離れた被写体を観察するため、空中の雨、霧、もやの影響を受けやすくなります。そのため、主にズームカメラに装備されています。
山間部での現場が多い方には非常に嬉しい機能ですね。
ドローンで点検や調査をご検討されている方はぜひプロクルーにお任せください!
お見積もり、デモ飛行、レンタル、ご相談等はこちら
DJI産業用ドローンレンタル開始
プロクルー保有のDJI産業用ドローンレンタルできます
DJI産業用ドローンのレンタルを開始しました。
こんな方におすすめ
- 導入前に機種の比較をしたい
- どんなデータが取得できるのか自社の現場で見てみたい
- 修理中の間だけ貸してほしい
- 短期間だけ使用したい
レンタル機材一覧
- Matrice 300 RTK
- Zenmuse H20T
- Zenmuse P1(レンタル前にDJI指定講習の受講が必要です)
- Zenmuse L1(レンタル前にDJI指定講習の受講が必要です)
- Mavic 3 Enterprise
- Mavic 3 Thermal
- D-RTK2
初めて使用される方は、別途使い方の講習や、弊社スタッフと一緒に業務を行うデモ飛行もご用意しております!ぜひご相談ください。